油絵について
エンジェルブーケの原画をまじまじと観ていた
お客様から
「こういうの・・どうやって描くの?」とご質問をいただいたきました
その時の話です
油絵は水彩やパステルとは違って何度も何度も上から描いていく事が出来る画材です
それだけに 本当に何度も何度も根気よく 一枚のキャンバスに筆を入れていくので
出来上がった時に それまでに 作品に込めて来たエネルギーの量が半端じゃなのです
岡本太郎の本にも 「油絵を夢中で描いた後は”どかん”とお腹が空く・・」
というようなことを書いてあったように思います
エンジェルブーケ(縦)も完成後の全体の色は
ターコイズブルーのような明るい水色ですが
最初は 真っ赤の絵の具や、何種類もの 色の絵の具をキャンバスに塗りました
それが乾いたら 白で全体を塗っていきます その時に下にある赤の色は
全部塗りつぶさないで、かすれた感じで赤が見えているようにします
白の上からターコイズブルーの絵の具を指で塗っていきますが 透明感が出るように
白の上から 薄く塗っていきました
そうやって何層も何層も絵の具を重ねて出来た絵は
なんともいえない独特の雰囲気をかもしだします
人生は沢山経験して沢山いろんな感情も知って
失敗も成功も味わったりした人はとっても魅力的なエネルギーを放っていたりしますが
油絵もそれと同じような所があるんじゃないかな・・と思います
油絵で一回キャンバスに一通り筆を入れてこれで完成!といっても
深みのない味のない絵になったりする・・と私は思います
試行錯誤・・一つ一つの筆の軌跡・・その全てが一枚の絵からにじみ出るところに
油絵の魅力や面白さがあると思っています